インフルエンザには、リレンザ?タミフル?

インフルエンザ処方薬としてリレンザかタミフルかで迷う女性

インフルエンザを発症したらまず、大体の人は病院に行くと思います。インフルエンザには、有名な薬が2種あります。リレンザとタミフルです。ではリレンザを処方するかタミフルを処方するかは、どのように決まっているのでしょうか。

リレンザとタミフルはどっちが効くの?

リレンザもタミフルもインフルエンザに罹った時に処方されたり、インフルエンザに家族が感染し、自分もまた糖尿病などの慢性疾患などがある場合予防薬として使用したりします。
この2つの薬はインフルエンザのウイルスを死滅させることはできません。
ウイルスの増殖を抑え、発熱や倦怠感といった症状を和らげる働きがあります。
リレンザとタミフルは本来の成分は同じです。
違うのは内服薬か、吸入薬かの違いです。
ですが、タミフルを10代の子供に服用させたとき、飛び降りなどの異常行動が出ることが多かったため、この年代では使用を控えています。
また、リレンザとタミフルは処方する年代が違うことと、タミフルは耐性のウイルスが存在することも違います。
リレンザの場合、耐性ウイルスは確認されていないため、処方する医療機関が多いです。
そのため、吸入が難しい5歳以下でなければ基本的にリレンザが使用されています。
リレンザは吸入タイプの薬で、1日2回を5日間吸入します。
吸入することにより、喉の粘膜で増殖しているウイルスに直接働きかけることができ、効果はタミフルよりも早く出てきます。
だいたい、使用してから1日から2日でつらい症状は軽減されていきます。
タミフルも服用を開始してから割とすぐに血中濃度があがるため、2日から3日程度で効果が現れます。
ですがリレンザをうまく吸い込めない場合、予定されている薬の量が入っていない可能性があります。
こういった場合は効き目が遅くなることがあります。効き目を確実にするためにも、リレンザを使用する前は息を吸う練習をすると良いでしょう。
また、効き目が早く現れるため薬の使用をやめてしまうことがあります。
やめてしまうと再びウイルスが活発化してしまうので、症状が軽くなっても決められた期間は服用するようにします。

幼児がインフルエンザになったときはリレンザでいい?

リレンザはインフルエンザの治療に用いられる医薬品で、ノイラミニダーゼ阻害薬に分類されています。
インフルエンザにはA型およびB型、C型と存在し、リレンザが効果を発揮できるのはノイラミニダーゼが存在するA型とB型のみです。
C型には効き目がないので、リレンザを使用してもウイルスを退治するような効果はありません。幼児が病院で診察を受けてインフルエンザと診断されると、治療薬を処方するかどうかを必ず聞かれるようになっています。
治療薬はリレンザ以外にも複数ありますが、全てノイラミニダーゼ阻害薬という同じ作用機序を持つため、患者の状態や感染状況によって使い分けているのが現状です。
ただし、幼児に対しては使用する薬剤によって条件が決められていて、リレンザは専用の吸入器を使って気道に直接薬剤を吸入するタイプのため、小さな子どもでは吸うこと自体が難しいので基本的の処方されることはありません。
適用年齢としては5歳以上となっているため、それ以下の年齢だと通常は経口薬を使用します。
ただし、副作用などの問題で幼児に気軽に処方することができないので、通常は親に処方するかどうかの判断を委ねるようになります。
5歳以上という年齢も目安でしかないので、たとえ10歳であっても吸入器が上手く扱えなければ意味がありません。
幼児がインフルエンザに罹ってリレンザで治療するという行為自体は問題ありませんが、吸入器を扱えなければ効果はないので、正しく吸入できるかどうかがポイントとなります。
病院で処方されたのであれば、幼児が吸入器を扱うことができ、必要と判断されたということなので問題はないでしょう。
ただし、以前使用したものが残っていた、ネット通販で購入したものを使用するとしたら、あまりおすすめできないので、病院で診察を受けて必要な治療薬を処方してもらった方が良いです。

リレンザとタミフルを併用する意味はある?

インフルエンザの治療薬の代表的なものにリレンザとタミフルがあります。
吸入薬と内服薬という全く違う薬のため、併用することでインフルエンザ治療の効果が上がるのでしょうか。
結論から言えば、リレンザとタミフルを併用することに意味はありません。
実際にフランスで実験した結果、インフルエンザの症状がなくなるまでにかかる時間はタミフルだけで3日、リレンザだけで4日、リレンザとタミフルの併用で3.5日というデータが出ています。
これだけを見るとリレンザ単体で使うよりも若干ですが併用した方が症状の軽減スピードが上がっています。
しかし吐き気や嘔吐などの副作用はどちらか単体で使った時よりも強く出たというデータがあります。
そのため、リレンザとタミフルを併用しても症状の大きな改善効果は見られないということになります。
もともと、リレンザもタミフルも体内に侵入して感染したインフルエンザウイルスが増殖するのを抑えるための薬です。
インフルエンザウイルスは細胞の中でその栄養素を使って増殖し、増殖し終えたら酵素の働きによって細胞の中から出て他の健康な細胞に感染して体内のウイルスの数を増やしていきます。
リレンザもタミフルも増殖したインフルエンザウイルスが細胞膜を破るために必要な酵素の働きを抑制することで、ウイルスを細胞の中に閉じ込めて増殖を防ぐという全く同じ働きをする薬なのです。
そのため、同じ働きをする薬を一度に服用してもその効果が倍になったり治癒までの期間が短くなることはなく、逆に薬の副作用が酷くなってしまう可能性が高くなります。
インフルエンザの症状を軽減するためには、医師に処方された薬を服用した後は無理をせず安静にしてお供養にしましょう。